ISMS, プライバシーマークおよび商品に関する質問と回答をご紹介

ISMS取得費用とは?審査料以外にもかかる諸経費には何がありますか?

更新日:2026/04/13 (公開日:2021/02/16)
ISMS全般.  1,439 views
※本記事は、ISM Web store が作成・検証したものです。

審査費用とは別にその他(書類など)にもISMS取得までに諸経費でかかるものはあるのでしょうか。

ISMS取得費用の内訳について、審査料以外の「諸経費」という視点から詳細に解説いたします。

結論から申し上げますと、認証そのものは審査費用のみで取得可能ですが、「規格に適合した環境」を整えるための実務的なコストがいくつか発生します。

なおISMS(ISO27001)の審査費用は、企業規模(従業員数・拠点数)により変動し、審査員の交通費・宿泊費は別途かかります。初回の新規取得で約50万〜150万円。1年ごとの維持審査は約30万〜50万円、3年ごとの更新審査は50万〜100万円程度が目安です。詳しくは、審査登録機関に見積もりを取ってください。

1. 審査費用以外に必須「規格書・関連資料の購入費」

ISMSの審査は、最新の規格である 「JIS Q 27001:2023(ISO/IEC 27001:2022)」 に基づいて行われます。自社のルール(マニュアル)が規格に適合しているかを検証するため、手元に規格書があることは事実上の必須条件です。
日本規格協会等で購入が可能です。

あわせて、実務解説本を1冊用意しておくと、社内構築がスムーズになります。

  • 規格書(JIS Q 27001): 日本規格協会(JSA)等で購入可能です。
  • 解説本: 規格の文言は抽象的なため、実務への落とし込みを解説した書籍(対訳版やポケット版など)を1〜2冊用意しておくと、構築スピードが格段に上がります。

2. 物理的・技術的な環境整備費

ISMSでは「物理的・技術的・組織的・人的」な管理策を求めています。貴社の現在のセキュリティレベルにより変動しますが、一般的に以下の対策費用が検討対象となります。

  • 物理的対策:
    • –  鍵付きキャビネット・サーバーラック(重要資産の保管)
    • –  パーテーションや覗き見防止フィルター(クリアデスク・クリアスクリーンの徹底)
    • –  入退室管理用の設備(スマートロックや監視カメラ、台帳など)
    • –  室内環境整備(サーバー室用の温湿度計や配線保護カバー、消火器など)
  • 技術的対策:
    • –  ウイルス対策ソフトの全端末導入
    • –  ログ監視ツール、資産管理ソフトの導入
    • –  自社サイトのSSL証明書更新(セキュリティレベルの維持)

3. 運用・事務に関する実費

意外と見落としがちですが、審査当日に発生する実費や教育に関する費用です。

  • 審査員同行費:
    審査機関へ支払う費用以外に、審査員の旅費・交通費・宿泊費が別途実費精算となるのが一般的です。
  • 教育・ツール代:
    従業員教育のための資料作成費や、当店が提供するような「サンプル文書集」や「社員教育用テキスト」などの購入費が含まれます。

4. 費用を最適化するために

ISMSは「性善説」ではなくリスクを管理する仕組みですが、「高価な設備投資」が必ずしも正解ではありません。大切なのは、「自社のリスクに見合った対策」を選択することです。
例えば、高価な監視カメラを導入しなくても、「施錠管理の徹底」や「入退室記録の運用」というルールの工夫で規格の要求を満たせる場合も多々あります。

当店のISMSサンプル文書集は、こうした「過剰な投資を抑えつつ、規格の要求をスマートに満たす」ためのベースとして多くの企業様にご活用いただいております。
サンプル文書をベースに、自社の規模に見合った「身の丈に合った対策」を選択することも、取得後の維持費用(ランニングコスト)を抑えるポイントです。

ISM Web store

執筆・監修: カスタマーサポート

ISMS、プライバシーマーク、ISO9001に必要な文書及び社員教育用テキストの販売及び無料メールサポートにて、25年以上にわたり取得支援しています。当商品をご利用頂いていない方にも、無料にてメール対応させていただいております。