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教育の理解度を図るには「教育アンケート」で十分ですか?

公開日:2010/12/10
※本記事は、ISM Web store が作成・検証したものです。

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近々弊社で全従業員に対しての教育を予定しております。

教育の方法としては、「プライバシーマーク構築パッケージ」内の「1_導入前研修(PM).ppt」「3_運用前研修(PM).ppt」を配布し、「P132-3.4.5-D 教育アンケート.xls」にて理解度を測ろうと考えております。

ただ、「P132-3.4.5-D 教育アンケート.xls」だけでは、従業員が理解した証明として不足しているでしょうか?
その点を審査で指摘されるのではという不安があります。

やはり、「情報セキュリティの基礎問題 200選」のような問題を全従業員に解かせて、「回答率何%以上」を全員がクリアしたという証明のほうが良いでしょうか?

ご存知かとは思いますが、「3.4.5 教育」では、実施されたことを確認できる記録が要求されており、その方法に関しては決められていません。

ただ、最低限必要な記録としては、教育の実施日、教育担当者、使用教材をはじめ、出席者(または受講者など)や理解度が確認できなければなりません。

記録の方法としては、アンケートでも小テストでも結構です。
ただ、教育を受けたものの理解度を把握し、必要に応じて教育内容の見直しや教育を受けたことを自覚させる仕組みを取り入れることが望ましいとされています。
もちろん、欠席者にも漏れなく教育を実施することが必要となります。

教育の実施結果を報告する際には、結果だけではなく、その有効性の確認も報告することが必要ですので、ご注意ください。

参考までに、社外のセミナーを受講することにより、教育の実施記録を残されている企業様などもあります。

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  • 提供年数:2000年から現在までの25年間
  • 利用者数:5,000件以上
  • 提供先業種:各種企業及び団体、ISOコンサルタント、審査員、審査員研修機関など

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  • 提携コンサルタント:ISO27001(ISMS)、プライバシーマーク(Pマーク)、ISO9001