ISMS, プライバシーマークおよび商品に関する質問と回答をご紹介

「リスクグループ分類表」の赤くしてある部分について

更新日:2019/09/21 (公開日:2009/03/15)
ISMSサンプル文書集.  2,489 views
※本記事は、ISM Web store が作成・検証したものです。

この記事は、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

「リスクグループ分類表」に赤くしてある部分について質問です。

情報資産価値の所でCIAについての記述がありますが、なぜ別枠でCIAに対する表があるのでしょうか?
これは何に対しての対応表でしょうか?

表中の脅威(破壊、盗難など)と対応させおり、その脅威の発生により可用性、完全性、機密性に影響があるか否かを○(影響有り)で示しています。

なぜ、このような対応をさせているかと言いますと、1つの脅威であっても影響をおよぼすCIA(機密性、完全性、可用性)の個々によって対策が異なる場合があるためです。

例えば...契約書(電子データ)が盗難された場合
・機密性 ⇒ 影響あり(内容を見られてしまいますよね)
      ⇒ 対策有り(データの暗号化など)
・可用性 ⇒ 影響あり(契約書が無くなってしまいますよね)
      ⇒ 対策有り(バックアップなど)
・完全性 ⇒ 影響なし(盗難後に破壊される可能性はありますが、盗難だけでは完全性は失われませんよね)
      ⇒ 対策無し

ISM Web store

執筆・監修:ISM Web store サポート

ISMS、プライバシーマーク、ISO9001に必要な文書及び社員教育用テキストの販売及び無料メールサポートにて、25年以上にわたり取得支援しています。当商品をご利用頂いていない方にも、無料にてメール対応させていただいております。