ISMS, プライバシーマークに関するさまざまな資料と役立つリンク集

情報漏えいリスクの重大な影響

2009/07/13 (2010/08/18)


1. リスクの重大な影響

事件・事故が発生すると、多くの顧客に対して迷惑をかけることになります。また、流出した情報の回収も困難になるでしょうし、顧客への被害防止も難しくなります。結果、顧客からの信頼を喪失し、多額の損害賠償費用が発生。社会的な信頼が低下、今後の対策への工数・費用の負担といったものが発生し、企業存続の危機に追い込まれます。

2. 企業存続の最低限確保

事件・事故が発生した場合、まず企業として取り組まなければいけない目標は、企業が存続するための最低限のレベルを確保することです。直ちに、この第一目標までに引き上げるとともに、これ以下に低下しない対策を実施することが重要となります。この時点での対策が遅れるほど、企業存続は難しくなってきます。

3. 通常業務への復帰

事業の継続性を確実にし、事業の損害を最小にするため、種々の制約条件(費用、期間、人)を考慮した対策を実施することになります。有名なアメリカの9.11事件の際、1週間以内に事業を回復できた企業の存続率は90%を超え、1ヶ月以内だと50%というように、どれだけ早く回復できたが事業存続の鍵となっています。